小学5年生だったでしょうか。
初めてのキャンプで、飯盒炊飯をやった時、
「とにかく火加減! 火加減でコメの美味しさが変わる」
と、当時のキャンプで指導者だった先生に、火加減の重要さを教えてもらいました。
世の中ずいぶん便利になり、簡単・手軽な調理器具がどんどん登場して、
作るのも片づけるのも飛躍的に簡単になったように思います。
当社のフライパンevercookもそうです。
ツルすべが長持ちする構造なので、調理もお手入れも本当に簡単にできます。
しかしながら、ほんの少しだけ気を使ってあげることで、表面のツルすべが長持ちします。
今回は大切に使っていただいているevercookのフライパンを少しでも長持ちさせていただきたいと思い、記事にしました。
覚えておきたい基本の「き」
まず大事なのは火加減です。
火の強さは、フライパンを長持ちさせるうえで、非常に重要です。
大きく4点のポイントがあります。
1.火力は「弱火」~「中火」でご使用ください。
フライパン・ポットはコンロの中央に置いて、炎が底面より大きくならないように火力を調節してください。
2.絶対に空だきをしないでください。
当然と言えば当然なのですが、調理をする前にフライパンを温める(予熱)ことがありますよね。
この予熱の時間が重要なポイントです。
予熱の場合は、中火以下で加熱時間を30 秒以内にしてください。
長時間の予熱は空だきになってしまいます。
なお、調理物の量が極端に少ない場合も空だきになります。
もし空だきをしてしまうと本体が変形し、ヤケドや火災の原因になります。
また、ふっ素コーティングの損傷、専用ハンドルの損傷原因にもなります。
3.変色やキズつき、焦げつきは使用している火力が強すぎるサインです。
火力を「弱火」~「中火」にしてご使用ください。
4.電磁調理器の火力(出力) 「弱火」~「中火」の範囲はメーカーにより異なります。
これはメーカーや形状によって異なります。
「強」に近い「中の火力(出力)」でご使用されると、
底面の変色、変形、焼け焦げの原因になりますので注意してください。
「中火」に設定されていてもこびりついたり、
こげつく場合は温度が上がり過ぎていますので「中火」以下に調整してください。
傷んでしまったフライパンの一例
調理について
油を使わない調理はできません。
薄くてもよいのでキッチンペーパーなどに油をしみ込ませて、表面に油を塗ってください。
焦げ付きやすくなり、内面ふっ素塗装が傷む原因となってしまいますので
食材は定期的に動かしながら調理してください。
油を使用するときの注意点として、フライパン本体とハンドルの結合部の下の位置までで使用してください。
また、油を使用する場合は200℃以上にならないようにしてください。
【ガスコンロ使用の場合】
ご使用のコンロの取扱説明書をよくお読みのうえ、正しく使用してください。
コンロには標準、高火力で調理できるコンロがあります。
標準コンロで調理する場合は、中火以下で使用してください。
高火力コンロで調理する場合は必ず弱火で使用してください。
過熱使用になり、製品劣化の原因になります。
【電磁調理器の場合】
2kw以上の電磁調理器で使用できますが、中火でも高火力になりますので弱火で使用してください。
過熱使用になり製品劣化の原因になります。
やってはいけないこと
天ぷら料理・揚げ物料理には使用しないでください。 その理由としていくつかあげさせていただきます。
1.火災の危険
天ぷら鍋、揚げ物用鍋と比較して大量に油を使った際、油の温度調節が難しく火災の危険があります。
口が広がった形状の為、容易に火が入る恐れがあり
取っ手の結合箇所の高さが低い為、結合部から漏れた油に引火して火災発生の危険があります。
2.ヤケドの危険
天ぷら鍋、揚げ物用鍋と比較して底が浅い形状の為、油はねや油が噴き出す恐れがありヤケドの危険があります。
3.品質の劣化
油を入れ続けた場合はふっ素コーティングの劣化が早まります。
品質表示法では鍋の中に調理物を保存しない旨の注意表記を求められております。
油の温度調節が難しく、思わぬ高温になってしまいふっ素コーティングが劣化する恐れがあります。
4.製品の特性
フライパンはアルミニウム製で板厚が薄く、口も広がっている形状であり安定した温度管理が難しい。
油の温度については、国の品質表示法並びにJIS規格のアルミニウム製加熱調理器具の注意表記すべき事項で指定の内容になります。
調理器具
アルミホイルやクッキングシートは使用しないでください。
異常過熱により、表面の変色やフッ素樹脂塗膜の劣化に繋がります。
こんなときは
1.内面に傷がついた場合
小さく、浅い傷であれば著しく性能を損なう事はありませんので使用することはできます。
ただし、火力(中火以下)と予熱時間30秒以内を守って使用してください。
2.内面が変色してきた場合
少し変色している程度であれば著しく性能を損なう事はありませんのでそのまま使用してください。
ただし、火力(中火以下)と予熱時間30秒以内を守ってご使用願います。
3.内面に底面の模様が出ている
正常です。そのまま使用してください。ただし、茶色や黒く変色したり模様が浮き上がっている場合は、
火力が強く温度が上がり過ぎていますので、火力を中火以下に落として使用してください。
まとめ
以上、火加減についての注意点をまとめましたが、
これさえ守れば万全ということではありません。
ガスコンロ、IHヒーターの形状や出力の違いによって
火力の熱源が一定ではない場合があります。
特に2kW以上のIH調理器では、中火設定でも温度が上がりすぎることがあるので
フッ素塗膜が早く傷んでしまう可能性があります。
長期に渡って使用をしていれば、いつかは壊れてしまいます。
その時には新しいevercookを迎えてあげてください。
◆◆ 動画 ◆◆
ドウシシャマルシェ公式オンラインストアのYOUTUBEチャンネルにも
掲載をしていますのでこちらも参考にしてください。
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