大人から子供まで大好きなお菓子の代表『チョコレート』。
その歴史はとても古く、カカオの発見は今から5千年以上も前とされ、通貨と同等の価値があった時代もあるほど貴重なものでした。現在では一般的なお菓子として世界中で幅広く愛されているチョコレート。甘くて、口の中でとろける感覚は、私たちに至福の瞬間をもたらしてくれます。
チョコレートとワイン
あまり共通点がないように思われがちですが、実は似たもの同士の2つ。
一見同じ“チョコレート”ですが、カカオが収穫される国や産地、使う部分や製造方法により、全く異なる味わいや香りの“チョコレート”が出来上がるのです。ワインもまた、チョコレートと同じで、一見同じように見えますが、ぶどうの品種や国、また醸造方法などにより味も香りも全く異なる特徴を持ったワインが生まれるのです。
最近では味わいだけでなく、カカオに含まれる健康成分「ポリフェノール」なども注目されていますが、ワインにも含まれており、チョコレート同様、味わいに複雑さや深みを与えています。
ワインと似た香りや味わいの要素を持つ料理、もしくは全く対照的な料理と合わせて、更なる味わいの可能性を楽しむ事を<ペアリング>と言いますが、特に相性がいいペアリングは<マリアージュ>(結婚の意味)と呼ばれます。
今回は、チョコレートとワインを合わせてちょっぴり大人な楽しみ方を発見してみませんか?貴方のお好きなチョコレートで、ワインとのマリアージュを楽しんでいただければ思います。
ダークチョコレートには
深みのあるリッチな味わいのダークチョコレートには、どっしりとして芳醇な果実が楽しめるフルボディのパラシオ・デル・コンデ グラン・レセルバがおすすめ。
濃厚なカカオの味わいと相まって、力強い豊かな果実味がより一層コクとフルーティさを引き立ててくれます。ボリューム感のあるアルコール分は丸く、甘みをも感じさせる優しい口当たりとなり、カカオの濃厚な余韻が残ります。
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ミルクチョコレートには
甘く優しい味わいのミルクチョコレートには、同じく優しい味わいのフレッシュでフルーティなリラ レゼルバ ピノ・ノワールがおすすめ。
リラは琴座を意味し、飲む人の心を明るく照らす事を願って造られたワインです。ミルキーなチョコレートと合わせると、繊細で程よい酸がゆっくりと重なり合い、食欲をそそるアクセントに。チョコレートの甘みが引きたち、ワインのフル―ティな果実味と調和しながら、余韻となって心地良く続きます。
ホワイトチョコレートには
甘くミルキーな味わいのホワイトチョコレートには、フレッシュな甘口スパークリングワインアマティスタがおすすめ。
世界最大のスパークリングワインコンクールで金賞を受賞した実力派。ミルクの滑らかな味わいと濃厚な甘みが、ピュアでフレッシュな果実味とマッチして、より上品な味わいに。アマティスタと合わせることで、甘く濃厚な口当たりでありながら、くどさは残らず、優しい後口が余韻となって残ります。
フルーツ系チョコレートには
凝縮された甘く芳醇な香りが魅惑的なフルーツを使用したチョコレートには、フレッシュでフルーティな辛口のスパークリングワインバコソル ブリュットがおすすめ。
お互いのフルーティな魅力が重なり合い、より一層果実の旨みや香りか引き立ちます。フルーツとワインの調和した酸と甘みが心地良く食欲をかきたて、その後口いっぱいに広がる優しいチョコレートのリッチな味わいは癖になります。
まとめ
今回、チョコレートと楽しめるワインのペアリングをご紹介しました。チョコレート同様に、ワインもそのままでも美味しくお召し上がりいただけけますが、2つの“美味しい”が口の中で合わさる瞬間はまさに至福のひと時です。チョコレートの大人の楽しみ方として、ぜひお試しいただけければと思います。