
冬となれば暖房機とともに必要となってくるのが加湿器ですね。
近年では多様な加湿器が販売されていますが、お手入れ方法も種類によって異なります。
ドウシシャの加湿器も住まいに合わせたさまざまなバリエーション展開をしているので、
それぞれのお手入れ方法について紹介したいと思います。
加湿器の種類
まずは加湿器のタイプと特徴について知る必要があります。
加湿器はスチーム式、ハイブリッド式(スチーム+超音波)、超音波式、気化式、ハイブリッド式(温風気化+気化式)という5つに分類されます。
当社で販売しているラインナップはスチーム式、ハイブリッド式、超音波式の3種類です。
その3種類について詳細な特徴をまとめてみました。
加湿器のお手入れ
一見するとスチーム式がお手入れはしやすい?超音波式は構造が簡単?というような印象ですが、
それぞれの商品でメンテナンスや取り外しを簡単にできるように構造を工夫しています。
基本的なお手入れである「中の水はどれくらいのタイミングで交換するの?」ということを
お問い合わせとしていただくのですが、週に2回以上は中の水を入れ替えるようにしましょう。
水を捨てるときに電子部品やファン等に水がかからないように
「排水方向」を本体に明記していますので、ご使用の際に確認してください。
また、本体外側の汚れは、ぬるま湯か食器用中性洗剤(柑橘系を除く)に浸して
かたくしぼった柔らかい布でふきとり、さらに乾いた布でやさしくからぶきをしてください。
それでは当社の加湿器のラインナップのお手入れ方法を見ていきましょう。
スチーム式加湿器 mistone600S
1:排水
本体に残っている水をきれいに捨ててください。
※ 水を捨てるときは、必ず本体に表示されている排水方向から捨ててください。
2:本体パーツ
フタに取り付けられている「吹出口ガード」は丸洗いすることができます。
取りはずしてお手入れをすることができます。
3:フタについて
フタに取り付けられているパッキンは取りはずすことができません。
布やスポンジなどではさむようにして(パッキンを傷つけないように)お手入れしてください。
4:水タンクのお手入れ
水タンクのお手入れですが、加湿運転を続けて行なうと、
ヒーター部へ水道水に含まれるミネラルなどが白や茶色の湯あかとして付着します。
湯あかの付着に対して、以下の手順でお手入れしてください。
1. 水タンクに水あかが浸るぐらい水を入れ、
市販のクエン酸を水の量に合わせた量を入れます。
水:水タンク満タンで約 3 L
クエン酸: 約20グラム
2. ロック/洗浄ボタンを押すと、ロックランプ/洗浄ランプが点灯し、洗浄モードが開始します。
3. 約60分でロックランプ/洗浄ランプが消灯し、電源/給水ランプが赤く点滅し、
ブザーが5回鳴ったあと、洗浄モードが終了します。
※ 洗浄モードを途中でキャンセルをする場合は、電源ボタンを押してください。
4. 本体が十分に冷めてから、排水方向から水を捨ててください。
5. 水タンク内をやわらかい布やスポンジなどで水あかを落としてください。
6. 水タンク内に汚れやクエン酸が残っているので、水を入れて軽くゆすぐようにしてください。
超音波式加湿器 mistone200
1:排水
本体に残っている水をきれいに捨ててください。
ミスト口の手前側に指の爪をかけ、手前、上方向に引くようにして取り外します。
水タンク内の水を捨て、十分にすすいでから乾燥させます。
2:本体パーツ
本体底面の吸気口・アロマケース・吸気口フィルターのホコリを掃除機などで清掃してください。
なお、本体底面にブラシが付属していますので、埃の掃除などに使用できます。
カンタン給水 超音波式加湿器 mistone300
1:排水
水を捨てるときは、必ず排水方向から捨ててください。
排水方向以外から水を捨てると、送風口に水が入るなど、故障の原因になります。
2:本体パーツ
水タンクの内側と外側をきれいに洗ってください。
本体以外、すべて丸洗いできます。ミスト筒を取りはずしてください。
洗って十分にすすぎ、乾燥させたあと、元通りに組み立ててください。
水フィルターのメッシュ網に汚れがたまるため十分に水洗いをしてください。
本体は水を捨て、水滴をふきとり、よく乾燥させてください。
フタの裏側に掃除用ブラシが取り付けられています。
掃除用ブラシはフタの裏側に取り付けて保存し、
お手入れ時に使用してください。
カンタン給水 超音波式加湿器 mistone400
1:お手入れ時の注意
お手入れ時は、送風口カバーを使用してください。
加湿運転時には中にあるファンモーターが回り、
送風口から風が出て、発生したミストを上に吹き上げます。
お手入れ時に水が入らないように、送風口カバーを取り付けて
水が入らない状態(180 度回転)にしてお手入れしてください。
お手入れ終了後、送風口カバーを元に戻してください。
2:排水
水を捨てるときは、必ず排水方向から捨ててください。
3:本体パーツ
本体以外、すべて丸洗いできます。
ミスト筒などを取りはずしてください。
洗って十分にすすぎ、乾燥させたあと、元通りに組み立ててください。
水フィルターのメッシュ網に汚れがたまるため、
十分に水洗いをしてください。
※フタの裏側に掃除用ブラシが取り付けられていますので、
汚れているところに使用してください
水タンクのお手入れ(週に 2 回以上)
水タンクの内側と外側をきれいに洗ってください。
カンタン給水 ハイブリッド式加湿器 mistone500、650
mistone500と650は共通設計の部分が多いのでまとめて紹介します。
1:排水
水を捨てるときは、必ず本体に表示されている排水方向から捨ててください。
排水方向以外から水を捨てると、送風口に水が入るなど、故障の原因になります。
水を捨て、水滴をふきとり、よく乾燥させてください。
2:本体お手入れ
本体以外、すべて丸洗いできます。
ミスト筒は取りはずし、内部を洗うことができます。
アロマケースや吸気口フィルターも丸洗いすることができます。
お手入れしたら、乾燥させたあと、再度元通りに組み立ててください。
送風口の中に水が入ると、ミストを吹き上げるファンモーターが壊れてしまうので
お手入れ時に水が入らないよう十分に注意してください。
本体底面の吸気口のホコリを掃除機などで清掃してください。
水を捨て、水滴を拭きとり、よく乾燥させてください。
水路カバーを取りはずした場合、必ず装着しなおしてください。
水漏れの原因になります。
水路カバー下部脚部を本体水路の溝部に
しっかりと差し込んでください。
取りはずしたフロートも元通りに取り付けてください
(突起のある側が上側です)。
超音波振動板、ヒーター、水槽まわりなどは
付属の掃除用ブラシでお手入れしてください。
掃除用ブラシはなくさないよう保存し、
次回お手入れ時に使用してください。
3:水タンクのお手入れ(週に2回以上)
水タンクの内側と外側をきれいに洗ってください。
洗って十分にすすぎ、乾燥させたあと、元通りに組み立ててください。
水タンク内の軟水化カートリッジは、洗剤は使用せず、水洗いをしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
加湿器の種類 or 製品の種類によってお手入れの手順、分解構造が異なっていますので、
付属の取扱説明書も併せて確認してください。
また、使用前に取扱説明書を見ながら分解の練習をするのも良いでしょう。
正しくお手入れして気持ちの良い空間にしたいですね。
今回紹介した製品のお手入れ方法・取り扱い方法について
詳細を確認したい場合は、取扱説明書のアドレスを以下に記載しますので、
そちらを参照してください。